加勢川単県河川改良工事

生物環境とレクリエーション空間に配慮した水辺づくり
●熊本市神水本町/面積:流路延長800m ●熊本土木事務所


湧水環境の再生と水辺利用を兼ねた親水遊歩道(丸太抗柵工)


安心して水辺沿でつりを楽しむ子供たち(木工沈床工)

 本事業地は、水前寺江津湖公園(広域公園)の上流域に位置し、周囲は砂取・神水地帯から湧く豊富な湧水域に囲まれた風致地区になっています。事業地周辺の水辺は、改良事業により多様な生物種が生息し、水遊びや魚取り、釣り、散歩、ジョギング、自然観察会など幅広い年齢層に親しまれる水辺のレクリエーション公園として再生しています。

 事業に着手する前は、昭和28年の大水害や周辺地の市街化によって、年々河道内にヘドロが堆積し中州が現れ、さらに隆起して拡大する傾向をみせていました。また、これらの堆積したヘドロは、異臭を放つばかりでなく、水質汚濁による水辺の生物環境を悪化させ、さらに、水害の常襲要因ともなっていました。

 本事業の、湧水の復活と河道の再生をねらった中州(ヘドロ)除去(約1.5万立方メートル)により、潤いのある水辺空間を取り戻すことができ、また、生物環境の復元と周囲の風致景観に調和した多自然型護岸整備を合わせて行うことで、子供たちが安心して遊べる水辺のレクリエーション空間を整備しています。